こんにちは、たけちよです。
ゼノ・データラボ社が出している
「業界別に見る、新型コロナ 減益・増益ランキング」
というデータがあります。
これは、経済情報を集約し、AIの力で未来を予測し、ポイントをつけてランキングしているものです
今回はこのデータを元にして、コロナにより業績が不振になってしまうであろう業界のお話をします
【コロナ影響による業績ネガティブ業界】
1位 観光・宿泊
2位 外食産業
3位 百貨店
4位 自動車メーカー
5位 自動車部品
1位の観光・宿泊は、私が新卒時代に働いた業界でして、複雑な気持ちでいっぱいです。
数十億円の赤字、月給半分、賞与カットなど、かなり苦しんでいる状況です
ちなみにマーケットの規模は大きく、27兆円もあります、この内、国外が7兆円、国内が20兆円になります
現在、2020年7月ですが、このコロナの情勢だと国外マーケットは厳しいと思いますので、これからはこの国内のマーケットをどう伸ばしていくかということが生き残るための必要要素となります
星野リゾートの星野代表は、18か月という長期戦の覚悟、国内需要でも地元での観光・旅行に注力する、と言っています
国内の需要を狙うとしても、遠い場所には行きたがらないだろうと考え、県内や隣の県などへの観光を狙う、マイクロツーリズムという戦略を進めています。その他旅館への宿泊者に温泉の混み具合をネットで共有するなど、細かな対応をすることで、感染予防という点で安心な環境を整えています
2位の外食産業のマーケット規模は、27兆円です
コロナが収束しても長期的にかなり厳しい業界になります。理由は、もともと利益率が低いこと、家で食事をしたり、作ったりする習慣や楽しさが根付いてきたからです。
私の友人では、外食するよりも、高級食材を購入し、家で楽しく料理して食べた方が食材の質も高く、安価におさまると言う人が多くなっています
生き残っていくには、テイクアウト、店内の特別感、メニューの多さではなく1つの勝負料理、料理法をyoutubeで配信するなど新たなマネタイズなどが必要になると思われます
3位の百貨店のマーケット規模は、6兆円。
この先リアル店舗で買う人は少なくなっていくでしょうから、オンラインに力を入れることになります。
セレクトショップのBEAMSでは、先日初のライブ配信をし6000人が視聴し、1時間で100万の売上になっています
このようにライブ配信で商品を紹介し、そのままオンライン決済ができるような、ビジネスプロセスがスタンダードになります。
サイズが合わなかった場合のアナログ対応方法、ついで買いしてもらうための工夫なども必要になるでしょう
いずれにせよ、この分野が一番DXが進むと思われます
4位、5位は自動車産業です、マーケット規模は70兆円で日本の根幹のビジネスです
自動車関連の労働者は、550万人もいて、日本の労働人口は6000万人ですから、労働者の10人に1人が自動車関連で働いていることになります
今回のコロナにより、工場が稼働しなくなり、生産台数が減ったことが減益要因ですが、実はコロナ前からは車の販売台数は減っています
車そのものが買われなくなっています
富裕層の趣味で高額の車、地方に住まれている方が移動での必要目的による軽自動車の需要はあると思いますが、それ以外の車はなかなか難しい戦いになります
短期的にはまだ大丈夫ですが、長期的に考えると別の事業領域を発想していかないといけない業界かと思っています
ということで、今回は、コロナ後のネガティブな業界ということでしたが、コロナ後のニューノーマルである、
「人が動かなくなり、ITでモノが動く時代」になることを想定とした変化が企業に問われていくことになります
生活も、ビジネスがどう変わっていくのか、楽しみでもあります!
では、また。