こんにちは、たけちよです🐶
このブログでは、この先の変化の激しい時代において、全ての世代のビジネスマンにはもちろんのこと、特にX世代にあたる40歳以上の方々は知っておかないといけない知識や考え方をできる限り分かりやすく、短い文章で発信しています。
このブログで大枠を掴んでから、他のサイトや書籍などで理解を深める、というような使い方をしてもらえればと思います。
今回は、菅内閣の肝いりでもあり「デジタル庁」についてお話をします。
デジタル庁とは?

デジタル庁とは、2021年9月1日に設置される予定の日本の行政機関の一つです。
国や地方行政のIT化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を目的とした、IT分野を担当する象徴になります。
*DXについては、過去にこのブログで投稿しているのでそちらをご覧ください。
人員は、500名程度とする計画で、そのうち100名は民間から登用予定となっており、2020年12月から採用活動が開始されています。
2020年9月16日に発足した菅内閣は、国全体のデジタル化を看板政策とし、これらの動きを加速させました。
「IT総合戦略室」とは、何が違うの?

今までも政府管轄のIT総合戦略室というのがあり、行政サービスのデジタル化を促してきました。
しかし、何か立案をすることがあっても、それを強制的に各省庁に促す権限はありません。
ですので、それぞれの省庁に提案するものの反対され、結局は省庁でしか使えないシステムで運用されていました。
デジタル庁においては、菅総理直轄の組織になるので、行政サービスのデジタル化を一元的に進めることが可能になります。
デジタル庁、設立の背景

デジタル庁設立の背景は、以下3つです
【1】日本のデジタル化の遅れ
2014年の電子政府ランキングでは、日本は6位でしたが、2020年においては14位まで後退してします。
今やITの分野においては世界から遅れをとっており、先進国からはIT後進国と呼ばれてしまっています。
【2】マイナンバー普及率の低さ
2020年3月時点でのマイナンバーの普及率は16%です。
この先公務員の人数を減らし生産性向上のためにもマイナンバーの推進が必要ですが、申請の分かり辛さ、メリットの薄さ、認知度の低さなどにより普及が進んでいません。
またそもそもの日本人のITリテラシーの低さも大きな問題だと言えます
【3】縦割りの行政
上記にも書きましたが、省庁が独自のシステムを使用をしていて連携が取れていません。
「データベースの項目が未統一」、「組織を繋いだデータ活用が困難」などにより、業務プロセスの重複や無駄が多くなっています
主な背景は上記3つになりますが、行政サービスのIT技術については、オンラインによる定額給付金申請のトラブルや、使い辛いマイナンバーカードシステムなど、世界だけではなく国内からも批判を浴びてしまっています。
デジタル庁の業務とは?

最終的な方針や中身はこれから発表されますが、予想される業務は以下4つになります
【1】マイナンバーカードの普及
【2】スマートフォンでの行政手続き
【3】民間のデジタル化支援、推進
【4】オンライン診療、デジタル教育などの規制緩和、推進
この中でまず特に力を入れていくのが、【1】と【4】のマイナンバー、オンライン診療、デジタル教育(GIGAスクール構想)と言われています。
*GIGAスクール構想については、以前ブログに投稿しているのでそちらをご覧ください。
デジタル庁のトップの人はどんな人?

デジタル庁のトップは平井卓也大臣になります。
経歴は、、、
香川県出身、現在62歳。
上智大学卒業。
1980年、電通に入社。
2000年、衆議院議員として初当選し、選挙活動におけるインターネット解禁に向けて、自民党で中心的な役割を担いました。
2015年1月9日に全面施行された「サイバーセキュリティ基本法」制定の中心人物です。
2018年、科学技術担当大臣兼IT担当大臣として入閣し、国会議員で一番ITに詳しい人物だとされています。
2020年にNewsPicksにも出られていましたが、知識が幅広く、性格も温和で、若い世代からの意見を潰さずi活かしていけるような器の大きさを感じました。
最後に。。

このコロナにより、外出が制限されたことで、ZOOMを使った対話やオンライン決済などの購入プロセスを利用することにより、若者から高齢者まで、世代問わずITリテラシーが引き上がっていっています。
また世界では感染者増により投資も控えられているため、日本としてはこれまで言われてきたIT後進国から変われるチャンスだとも言えます。
ピンチは、チャンスです💪
そして、今回のコロナにより、格差社会がこれまで以上に進むと言われています。
衰退する国や企業、成長する国や企業などの差が顕著に現れます。
僕ら個人間でもそうなります。
このような、社会が変わる局面で、どれだけチャレンジしているかが格差の分かれ目になります。
NewsPicksでモリエモンさんが、
これからはこれまで以上に、、打率ではなく、打席の数が大事。
行動を起こした数が多ければ多い人ほど、良い未来になる。と言っていました。
先々の変化が分からない今、幅広いジャンルの知識や経験が未来を繋いでいくと思います。
今を楽しみながら学んでいきましょう
では、また。。