こんにちは、たけちよです。
このブログでは、この先の変化の時代において、X世代である40歳以上の方は最低限知っておかないといけない知識を、分かりやすく、短い文章で発信しています。
今回は、「HRテック」について、話をしたいと思います
HRテック、とは?

HRテックとは、『Human Resources Technology』の略で、Human Resources(人事)とTehnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語であり、
一言で言うと、採用・人事のテクノロジーであり、データとテクノロジーを活用します。
データに基づいて業務推進し、組織としての判断精度を高めることで生産性を上げるものになります
HRテックにおける主なメリットは、以下3つになります
① 人事業務のデータ化、一元管理
採用時の応募者一括管理システム、既存社員のデータ管理(顔と名前の一致、過去の所属部署の情報など)
② オペレーションの効率化
採用時のWEB面接ツールの導入、クラウドシステムによる情報連携
③ 分析、仮説立案の精度向上
応募者、既存社員のデータを分析することで、面接時の見極め、離職率低下に役立つ情報をアウトプットできる
HRテックの市場規模と今後の展望

日本市場では、主に2018年から大きくなってきましたが、アメリカでは20年前から拡大傾向にありました。
日本では、労働人口の増加、生産性向上、業務効率の改善などが必要とされていたため、この分野におけるニーズが拡大しました。
日本の市場は、2019年時点で355億、2023年には1000億を超えると言われています
ここまで市場規模拡大が早い理由は、3点あります
【1】デスクトップ型のPCから、モバイルPC、スマホの普及、そしてのそれらのデバイスの性能向上により、いつでも簡単に情報管理や集約ができるようになった
【2】以前ブログでも説明した、「SaaS」というソフトウエアサービスの変化により、使いやすく、自動アップロードされるようになった
【3】ビッグデータ、AIを利用できるようになったため、飛躍的に業務の精度と効率が良くなっているため
また、HRテックには、4つの分野があり、マーケットにおける割合は採用管理クラウドが1番大きなシェアを占めています(以下、2019年HRテック市場規模355億からの割合)
① 採用管理クラウド *37%(132億円)
② 人事・配置クラウド *34%(122億)
③ 育成・定着クラウド *11%(37億)
④ 労務管理クラウド *18%(64億)
世界全体でのHR テック市場は、1.4兆円ほどの規模になり、内アメリカが62%となり、圧倒的な規模を誇っています
現在日本には、このHRテックの領域の企業が400社あります。2018年から2019年の1年間で200社も増えているため、人材系マーケットではかなり期待されている分野となります。
ただ、2020年コロナにより、キャッシュが回らなく経営難になったり、まだ資金力がないベンチャーが思い切った投資がし辛くなったりなど、この分野にある企業の淘汰が始まります
ピンチは、チャンス。でもあります。
この状況をどのように読み、どのように行動するか。
これがこの先に大きく飛躍できるかの分かれ道になるでしょう
皆さんだったら、どう動きますか?
では、また。。