MBO(マネジメント・バイアウト)って何? *分かりやすく、5分で解説

社会、ビジネス

こんにちは、たけちよ、です🐶

このブログでは、この先の変化の激しい時代において、全てのビジネスマンはもちろんのこと、特にX世代にあたる40歳以上の方々は知っておかないといけない知識や考え方をできる限り分かりやすく、発信しています。

このブログで大枠を掴んでから、他のサイトや書籍などで理解を深めるというような使い方をしてもらえればと思います。

今回は、MBO(マネジメント・バイアウト)についてお話します。

MBOって?

Management Buyoutの略称で、経営陣による買収と言います。

言葉の通り、経営陣による買収を意味しており、自社株を買い取って完全に経営権を取得したり、一部の事業を買い取って独立することを指します。

目的は、グループの再編や事業継承など様々ですが、上場企業の場合は上場廃止にする手段として実施することもあります。

上場していると株主から利益を追求され大きな投資ができなかったり、外部から買収されることがありますので、そのような柵から解放され事業集中したいという目的で上場廃止を決断する会社もあります。

ちなみにMBOは多額の資金が必要になるため、ほとんどの場合は経営陣は金融機関や投資ファンドから支援を受けます。

MBOした企業のメリット、デメリット

【メリット】

●株主の意見に左右されないので、経営陣が迅速な意思決定ができるようになったり、長期的な目線で経営がしやすくなります

●また、これまでの経営方針や雇用方針を継続できる一方で、経営の責任感が一層深まります

●自社の株式保有割合が上がるため、買収のリスクを軽減できます。

【デメリット】

●経営権が集中することで、経営陣がマーケットをしっかり捉えていないと変化に対応が遅れたりしてしまうことがある

●株主は株を手放すことになるので、MBOの際に長く応援してもらった株主などと対立してしまう可能性がある

●上場企業の場合は、上場廃止目的でMBOをする場合がありますが、そうなるとブランド低下、資金調達難、一般株主との関係再構築などが起きます。

●ほとんど場合は、ファンドや金融機関から借りることになるので、負債が増加します。

株主にとってのメリット、デメリット

【メリット】

●プレミアムの上乗せです。プレミアムとは、株の市場価格と買付価格の差のことです。市場価格が1000円、買付価格が1300円であれば、差額の300円がプレミアムとなります。

【デメリット】

●MBOが成立すると上場廃止になるため、株式を自由に売買できなくなくなり、公開買い付けに応募するか市場で売却することになります。

どういう時にMBOをするの?

上記にも少し記載しましたが、MBOの目的は大きく5つあります。

【1】事業継承

会社の経営陣がオーナーより株式を買い取り、独立する場合

【2】経営権を確保したい

これは【1】と似ていますが、大株主と経営者が分断されている場合に雇われ社長からオーナー社長になる場合

【3】買収防衛策

敵対的TOBをされたり、される前に防衛策として自社株の保有数を上げる場合

【4】親会社からの独立

ある部門の統括責任者が部門ごと会社から事業譲渡して独立する場合

【5】大胆な経営をしたい

上場をしていると、株主の意見にも左右されるため、それに囚われない長期的で大胆な投資をしたい場合

ちなみに、MBOをする際の主な調達方法は、以下3つあります。

①自己資金型MBO

自分で買収資金を持っている場合

②デットMBO(ローン型MBO)

銀行から資金調達をする場合

③ファンドMBO

投資ファンドから資金調達する場合

MBOの事例は?

●幻冬社

ジャスダックに上場していましたが、2010年にMBOによって上場を廃止しています。

MBOの狙いは海外の投資ファンドから敵対的TOBへの対抗と電子書籍の普及で変化する出版社業界市場への対応(大胆な経営)になります

●カルチュア・コンビニエンス・クラブ

2011年にMBOをしています。

インターネットの普及など市場変化によって経営戦略の見直しが必要になったためです。そのためには短期間では売上の減少や店舗の規模縮小により、株主に迷惑がかかるのを避けるためと説明をしていました。

●すかいらーく

2006年にMBOをしています。

目的は、業績に苦しんでいて、株式を非公開化することにより大胆な経営計画をするためでした。

非上場化して大胆な経営から再上場を狙っていましたが、そのプロセスで業績苦戦をし当時の経営陣は解任されています。その後業績回復をし2014年に再上場をしています。

ちなみに、直近10年で100社がMBOを実施していますが、再上場をしたのは数社しかありません。

再上場は通常の上場より規定難易度が上がりますので、上場企業がMBOした後に再上場をするストーリーなのであれば、その辺りのことも想定して判断する必要があります。

最後に。

企業において、大切なのは、当たり前ですが業績を上げ健全な経営をすることです

事業継承などでによるMBOは仕方ないですが、事業を成長させることで株価を上げ、株主と良好な関係性を続けられていたら、敵対的買収もされ辛く社員も安心して働くことができますので、できればMBOのようなややこしいことはしたくありませんね💦

そのためには、ビジネスマンは現状に甘んじることなく、常に自身をアップデートし、マーケットのアンテナを高く持ち、挑戦し続けることが必要です👍

これからは今まで以上に「AI」『ビッグデータ」「ブロックチェーン」「量子コンピュータ」「6G」などによって、ビジネスや生活で大きな環境変化が起きていきます。

これからの10年をどう過ごすかで、人生が決まると言っても、言い過ぎではないと思います😁

では、また。。

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